一般財団法人アーネスト育成財団

エンジニアリング・ブランド研究

2012.12.08 技術経営実践スクールMMPS2012(電気通信大学)にて、「商品価値を高めるエンジニアリング・ブランド」と題する講座の講師を専務理事の小平和一朗が担当し、実施した。

「大事なことは、営業などに任せずに設計者自ら顧客の望んでいることを良く確認し、信頼を得ることが重要」と受講者から、エンジニアリング・ブランへの理解が進む。

経営者は、未来を予測し、計画しなければならないと講義で話す、小平専務理事。

事前に、次の2つの資料を読むよう課題を出した。

(1)エンジニアリング・ブランド概説(2012.11)  資料(95KB)

(2)「エンジニアリング・ブランド」というブランドを構築して、新規市場を創生する。
(電子材料、2010年5月)  資料(528KB)

課題を読んで、受講者から事前に次の疑問点などを出してくれた。

代表的な疑問点を紹介したい。

(1)小企業がエンジニアリング・ブランドを構築して新規市場を創生するのは、非常にハードルが高いが、その具体的取り組み方法。

(2)エンジニアリング・ブランド構築能力があるエンジニア(市場の動向を掴み、自ら商品やそれを支える技術開発テーマを創生)の人材の育成はかなり難易度が高い。育成手法についてご教授願いたい。

(3)エンジニアリング・ブランドの構築にはどれくらいの期間がかかるとみた方が良いのか。

(4)エンジニアリング・ブランド構築ができる人財、知性と感性は先天的なものか、あるいは教育訓練で身につくものか。

(5)B2Cにおいての「エンジニアリング・ブランド」は資料にもあるように「亀山モデル」や「耐熱ペットボトル」等名称がつけられるが、B2Bにおいてはイメージや技術キーワードの方が強いように思う。システム開発業務においては、材料(素材)や部品などの開発とは違い、物のそのものに着目されることはなく、ベースになる技術や品質や生産性などの総合力に着目されることが多いと思う。このあたりの見解をご教授いただきたい。

Part 1 ( 9:15~10:45) 講義プレゼンファイル(2.77MB)
Part 2 (11:00~12:30) 講義プレゼンファイル(2.39MB)

ページのトップへ戻る