調査研究報告

技術経営人財に求められる知見

    技術経営人財育成と活用に関する研究委員会に提案され、意見交換した「技術経営人財に求められる知見」を以下のように整理した。
    本資料の構成は、以下に示す10章で構成されている。

第 1章 技術経営概論

問題意識を高めるところに狙いを定めている。全体像の理解を目的としていて、特別難しい内容には触れていない。

目 次

1.はじめに

2.技術経営の基本

2.1 ビジネスとは何かをおさえる
2.2 ビジネスモデルの構築
2.3 利益が出る経営をする
2.4 事業に取り組む
2.5 5つの経営パラメータ
2.6 経営は未来学

3.企業理念

3.1 設立する会社の目的、目標をもつ
3.2 会社の経営理念と社会貢献
3.3 アーネストワンの経営理念

4.グローバルな視点

4.1 変革の時代の経営に常識はない
4.2 日本と米国との違い
4.3 失われた30年に突入
4.4 米中は、経済成長をなぜするか
4.5 技術とエネルギーが社会を変革してきた
4.6 日本、金融サービスでは生きられない
4.7 日本の人口構成

5.戦略構想力

5.1 経営者の視点で考える
5.2 組織化が必要
5.3 マーケティングの3Cを理解する
5.4 ブランド戦略で差別化
5.5 経営の5要素や3要素をおさえる
5.6 実理融合、文理融合

6.経営管理と経営戦略

6.1 CEOの経営戦略軌道
6.2 CEOの意思決定パラメータ

7.CEOの知性と感性

7.1 CEOに求められる共通領域を研修
7.2 マネージャーとリーダーの違い
7.3 人間力
7.4 ICTを理解し、使いこなす

第 2章 エンジニアリングはMOT(技術経営)

エンジニアリングはMOT(技術経営)というと技術だけととらわれがちだが、実際には、技術経営をしないと、エンジニアリングはできないと考える。
企業間連携の研究の成果を佐竹委員から報告がある。

目 次

1.はじめに

2.エンジニアリングとは

2.1 エンジニアリングと科学(サイエンス)
2.2 エンジニアは社会革命の担い手
2.3 エンジニアリングのリングを考察する
2.4 エンジニアリングの意味合いをまとめる
2.5 左脳的な思考と右脳的な思考
2.6 リスクの回避

3.技術経営(MOT)とは

3.1 MOTとMBAに関する知見 3.2 死の谷を作らないビジネスモデルの構築
3.3 技術者に求められる資質
3.4 技術者の陥りやすい点
3.5 技術とエネルギーが社会を変革してきた
3.6 グローバル市場でのビジネスと技術と文化
3.7 技術経営(MOT)人財の育成

目 次

1.イノベーション

2.コンセプト創造

3.プロデューサー(CKSプロデューサー/テクノプロデューサー)

4.VLRP(未来を創り出す経営の構造化)

5.BP-BM(事業計画と事業体系)

6.SN変換(シーズとニーズ)

7.TQCとTQM

8.SWOT分析

9.HRMとERM

10.マーケティングとムービングターゲット

11.市場分析でPPMを活用・応用 

12.CMM、CFT、IT Literacy

13.新QC7つ道具

14.ビジョンとソリューション

15.マトリックス・マネジメント

16.垂直統合と水平分業

17.CKS(Collective Knowledge Stations)

18.ハード3Sとソフト4S

19.アウトソーシングとアライアンス

20.ロードマップの策定

21.技術経営事業大綱の策定

22.5DISP-lay(ディスプレイ・マトリックスモデル)

23.守・破・離とΠ型人間

24.積分と微分

25.経営学者の組織論

26.軍事に学ぶ戦略

27.ビジネスエントロピーの増大

28.6角形、3角形の議論

第 3章 マーケティング

マーケティングは複合学である。たとえば、淺野委員からアフリカの話を伺っても、実際に全般的に経営まで知っていないと、プロジェクトはできないことと同じだ。だから、「そこだけ知っていればできる」と言うほど単純ではない。
マーケティングの基礎は、大橋委員から、グローバルビジネスづくりについては、柴田理事から報告される。

目 次

1.はじめに

2.コミュニケーション機能

2.1 コミュニケーションの種別
2.2 4P+2Cというマーケット要素
2.3 マーケティングとエンジニアリング
2.4 全社で取り組むマーケティング活動
2.5 商品を市場に送り出す3つの関係
2.6 ブランド・コミュニケーション

3.差別化戦略

3.1 B2Cにおけるブランド
3.2 ブランドは売れる仕組みづくり
3.3 ブランドが持つ機能

4.顧客との関係

4.1 産業財(B2B)と一般消費財の違いを理解する
4.2 多様なビジネス構築手順の事例
4.3 売り手と買い手のフレームワーク
4.4 商品・技術進化と市場創生プロセス
4.5 真の顧客との出会い

5.エンジニアリング・ブランド

5.1 エンジニアリング・ブランド構築の成果
5.2 どの領域でビジネスをするかを決める
5.3 ベンチャービジネス(新規、新規)
5.4 ODM、OEMビジネス(既存、既存)
5.5 クラレが取り組んだ歯科材料・クリアフィルの事例(既存、新規)
5.6 非鉄金属メーカー新素材(既存、新規)
5.7 加熱できるペットボトル(新規、既存)
5.8 エンジニアリング・ブランド構築手順
5.9 エンジニアリング・ブランド構築過程における人との関係
5.10 ビジネスはWin-Winの関係を保つ

目 次

1.はじめに

2.グローバル化を知る

2.1 グローバル化の背景
2.2 グローバルビジネス
2.3 グローバル化の現状

3.グローバル化の中での日本企業のビジネス(B to Bの場合)

3.1 相手を知る(己も知る)
3.2 市場がビジネスを創る
3.3 顧客キーパーソンとの信頼構築
3.4 日本ブランドの活用
3.5 人材育成

4.おわりに

4.1 グローバル化の実態を知り、全体最適対応
4.2 マーケット視点での商品化
4.3 グローバル化で必要な人材

5.まとめ

目 次

1.はじめに

2.ビジネスの成り立ち

2.1 三面川の鮭の物語の事例から
2.2 ビジネスモデルの成立

3.マーケティングと実際のビジネスの事例

3.1 一般的な単純モデルから考えてみる
3.2 クラレ歯科材料ビジネスを事例にメーカーと顧客の関係

4.マーケティングとコミュニケーション

4.1 顧客の中のコミュニケーションを考える
4.2 SNSは現代版「顧客の信頼の輪」になりうるか

5.マーケティングとイノベーション

5.1 イノベーションの普及
5.2 「あたらしいものはどのように普及するのか」

6.マーケティングとの関係

6.1 市場競争を考える
6.2 マーケティングと企業経営者

第 4章 技術経営戦略論

技術経営戦略論だけを知っていれば経営ができるものではない。総合的に学んでみる。

目 次

1.はじめに

2.戦略の定義と実際の経営

2.1 目標(目的)を実現するために戦略がある
2.2 問題解決の手順
2.3 戦略を実行したらPDCAを回す
2.4 技術を市場に出す
2.5 戦略と戦術の違い
2.6 奥出氏の「戦略力の11原則」
2.7 戦略のまとめ

3.日本製造業の戦後の変遷

3.1 日本の製造業の状況
3.2 トリクルアップ戦略

4.アンゾフの成長マトリックス

4.1 売上を増やす基本戦略
4.2 アンゾフの成長戦略と技術経営戦略
4.3 キヤノンの多角化戦略

5.イノベーション

5.1 シュンペーターのイノベーションの定義
5.2 ドラッカーのイノベーション研究
5.3 製品イノベーションと工程イノベーション
5.4 破壊的イノベーション

6.アーキテクチャーイノベーションの構成

6.1 製品アーキテクチャー
6.2 垂直型の産業構造
6.3 水平型の産業構造
6.4 自動車関連製品のアーキテクチャー

7.技術進化と技術経営戦略

7.1 異業種間競争
7.2 需要表現
7.3 技術融合

8.製造業のサービス化を考える

8.1 製造業のサービス化の代表的事例
8.2 サービス業と製造業の違い
8.3 サービス戦略要素8P

9.経営分析

9.1 SWOT分析
9.2 戦略実行にあたって

目 次

1.はじめに

2.M&A戦略の基礎

3.M&Aの手法

3.1 企業統合
3.2 企業買収
3.3 企業分割(吸収分割・新設分割)

4.M&Aの進め方

4.1 基本合意書
4.2 デューディリジェンス
4.3 契約締結
4.4 クロージング
4.5 デイスクロージャー(発表)

5.M&Aの事例

5.1 収益性と成長性で事業整理と買収
5.2 異質の事業を分割し本業の体質強化
5.3 企業買収による企業の強化
5.4 寡占化のM&A
5.5 企業分割で個々の事業を強化

6.M&Aのポイント

6.1 M&Aを成功させるポイント
6.2 M&Aをした企業を戦力化するポイント

目 次

1.日本企業にとって市場とは?

2.途上国は難しい市場なのか?

2.1 アフリカで車を作る
2.2 日本企業にとっての障壁
2.3 これからはスピードがポイント

3.異文化の中で必要とされる事は?

3.1 日本を知っている事
3.2 言葉について
3・3 リスク対応
3.4 プロトコールの理解

第 5章 ICTの活用

ICTを使った改革が進む中で経営者にとっての必須科目のような気がする。山中委員からグローバルビジネスの現状が報告される。

第 6章 経営リーダーの育成

インテルの阿部氏が講演された内容と、今までの持っている資料を比較分析すると、ほぼ8割について同じ考え方をしていた。大きく違うことは、"マネジメント力"と"リーダー力"を明確に区分して定義していなかったことだ。阿部氏のセミナーは大変新鮮で、いままでは、曖昧であったと反省している。これは、大いに参考になった。

第 7章 プロジェクトマネジメント

研究開発部門の事業化戦略が坂巻委員長から報告される。

第 8章 管理会計

プロジェクトマネジメントイコール管理会計だから、お金を無視してのプロジェクト運営や管理はあり得ないと考えている。

第 9章 法務

法務的な面は、坂巻委員長や淺野委員から報告、また大橋委員から報告を受ける。

第10章 技術経営の実践事例

講師紹介と担当

・第 1章~第 9章
小平和一朗 プロフィール
・第 2章
佐竹 右幾 プロフィール
・第 3章
柴田 智宏
・第 3章、第 9章
大橋 克己 プロフィール
・第 4章、第 7章
坂巻 資敏 プロフィール
・第 4章、第 8章
淺野 昌宏 プロフィール
・第 5章、第 9章
山中 隆敏
・第 6章
奥出 阜義
・第10章
西河 洋一