西河技術経営塾(代々木校)実践経営スクール12期生

報告2 経営学は考え方を変えるための手段

マインドチェンジが塾のテーマ 西河技術経営塾(代々木校12期生)修了式

西河技術経営塾代々木校第12期は昨年9月に開塾し、本年3月12日に日本工業倶楽部にて修了式を行った。4名の塾生全員が修了要件を満たし、優良賞を根岸尚登と五十嵐寛記が受賞した。
修了式で西河洋一塾長は、これから先は自分の頭で考えることが大事になる。社員は言われたことをうまくできれば良いが、経営者は違う。会社の存続をかけて継続的に業績が向上していく会社を目指していかなければならない。それが経営者の宿命である。日々勉強することが大事であり、ここで終わりではなく、これからが試される。勉強したことを仕事に生かして会社を発展させて百倍にすれば、私を抜けるかもしれない。ぜひ頑張っていただきたいと塾修了生に期待を寄せた。
講師の小平和一朗専務理事はマインドチェンジが塾のテーマの一つである。柔軟に対応できないと新しい時代は乗り越えられない。経営学を学んだが学びは一つのきっかけで、皆さんの考え方を変えるための手段の一つである。
経営学を学んだからといって必ずしも経営はできないが、経営学を知ることで自分の壁を破ることが出来る。何かにぶつかった時に学問にたどり着くことは必要であると学びの重要性を語った。

西河洋一塾長(前列中心)を囲む12期生。前列左から山手信彦、五十嵐寛記、根岸尚登、藤本直美。中段左から講師の長谷川一英、小平和一朗専務理事、松井美樹理事、最上段左から小坂哲平理事、渋谷加津美事務局員(評議員)

成長戦略を研究報告書に整理

講師の小平が修了式で塾生にコメントした概要を紹介する。

中長期計画を成長戦略で実現

根岸は良く耐えて自分を変えた。自分がどこまで変えられてきたか、変えられるかが塾では大事である。塾で学んだ知識というよりも、自分の心がこう変わったが重要。素直に自己表現できるようになった。

自社の経営課題を見つめ直し改善

五十嵐は『新規事業の創出―新たな売上構造の構築に向けて―』と題し報告した。一番DSPがやらなくてはいけないテーマだ。下地がないので難しいが成功すると差別化はできる。五十嵐の気づいたところで事業化がポイントだ。

百年続く会社を目指す

藤本は『持続的な不動産仲介業を目指す』と題し報告した。いいところを持っている。それは発想力と行動力。だか相手の話を聴こうとしないときがある。自分のルーチンに、相手を引き込もうとする。それを注意する。

百年続く会社を目指す

山手は『人生百年時代の飲食ビジネスを技術経営する』と題し報告した。文字に書き始めると自分の考え方に逃げ道がなくなった。頭がいいし、知識をお持ちだから自分の立つ位置を明確にすれば良い。このプレーをするという気持ちになって経営を考えると良い。

塾で何を学んだか

値で事業目標を策定する

塾生 藤本 直美

株式会社あわなみ不動産
代表取締役 藤本 直美

経営のことをもっと勉強していかなければいけない。日々の仕事をしながら目標を持ちながら一歩一歩やっていきたい。
弊社の主力の事業である新築建売住宅の仲介業務においては、エンドユーザーだけではなく建売住宅ビルダーもお客様である。各社の物件にかける技術や思いを理解しエンドユーザーとビルダーの双方の良き翻訳者としてビルダー各社の良きパートナーになりたい。
事業目標を持つことで、会社のあるべき姿を描けた。数字で想定して事業目標を策定することで、経営学は未来学という言葉に一歩近づいた。会社は自分だけのものではなく従業員やお客様のものになっていく感覚を持てた。

これからが本当のスタート

塾生 根岸 尚登

優良賞を受領したダイヤロン(株)取締役 根岸尚登(左)。右は西河塾長。

わからなければ調べる、それでもわからなければ聞く、恥でも何でもないことを学んだ。本物の経営者になるには、自らの哲学を作らなければならない。人の話を素直に聞き、誠実な対応を心掛け、謙虚な姿勢で日々学ぶことを忘れてはならない。組織を良い方向へと導き整えるには、まず自分自身を整えなければならない。
オールドルーキーの経営者として挑戦がはじまる。残された時間は同期の塾生より短いが、気負うことなく周りを見ながら進める。

スピード感を持って精力的に

塾生 五十嵐 寛記

経営者は会社の存続をかけて従業員に指示をしていかなければいけないという感覚が塾に入る前と後では大きく変わった。『自分の力で考え、それを行動していく』この言葉の重要性、重みを痛感している。評論家ではなく、良いと思ったことは行動に移していくことの大事さを塾で学んだ。
弊社は転換期を迎えている。塾で学んだことを活かし、既存事業の更なる拡大と新規事業の創出に向けて自ら考え行動に移し、精進していかなければならない。新規事業の取り組みをスピード感を持って精力的に取り組みたい。

決意を新たに学びを体現

塾生 山手 信彦

スタートラインにもたどり着いてない状態で入塾し、マインドチェンジ、意識改革の自分の弱いところ、逃げそうなところ、本当にいろいろ学ばせてもらった。
経営は結果が全てである。リスクを恐れて挑戦しない事がリスクである。塾長から「やらないからできないのだよ。為せば成る」。周到な準備のもと成功確率を高めて挑戦するのが経営。寝ても覚めても経営を考える。毎週の講義でこれらの事を刷り込まれた。事業に対する執念の熱量と覚悟が全てを左右すると痛感した。
人・物・金・情報・時間、その基本的なことが最後までなかなか見いだせずにいたが、決意を新たにして、この塾で学んだことをしっかりと生かしていきたい。

優良賞を受領したDSP(株)取締役 五十嵐寛記(左)。
隣は(株)清四郎 代表取締役山手信彦(右)。

西河技術経営塾 実践経営スクール

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